【北海道介護福祉道場 あかい花代表 菊地雅洋】
社会保障審議会の介護給付費分科会は1月から、2027年度介護報酬改定に向けた議論を始めており、2月16日にはLIFE関連加算の取得ルールの見直し案が示された。それによると、LIFE関連加算を2階層に組み直し、科学的介護推進体制加算を1階層目に置き、機能訓練、栄養、口腔、褥瘡、排せつ、ADLといった各種加算を2階層目として、科学的介護推進体制加算の取得を2層目の加算算定要件とするというものだ。基礎的な情報を1階層目で分野横断的に収集する形に構造を整理することで、重複入力をなくして現場の負担を軽減できる効果も見込んだ提案であり、今後の議論の行方が注目される。
ところで、これらの議論は27年度介護報酬改定に向けたものである。だが、26年度にも介護報酬の臨時改定が行われることになっており、改定率も既にプラス2.03%と決まっている。この臨時改定に向けた議論は全く行われなかったが、それは即ち、臨時改定とは25年度の補正予算による補助金(介護支援パッケージ)を現行報酬に積み上げた見直しであり、加算の新設や従前加算の算定ルールは変更されないことを表している。補助金は25年12月から26年5月分までの支給とされているため、26年度の介護報酬臨時改定は同年6月からということになる。そこで問題となるのは、27年度の介護報酬改定の実施時期である。
振り返ってほしいのは、24年度に行われた介護報酬・診療報酬のダブル改定の実施時期を巡る議論である。介護報酬と診療報酬は定期的に改定され、その頻度は診療報酬が2年に一度、介護報酬は3年に一度とされている。そのため、6年に一度は診療報酬と介護報酬の改定の時期が重なり、いわゆるダブル改定となる。近直のダブル改定は24年度に行われたが、その実施時期にずれが生じた。というのも、医療機関は医療DXを進めていることに関連して年度替わりの時期にさまざまな医療システムの変更が行われる予定であったため、
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